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日本の神社のトップ神社本庁の意外な事実
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日本の神社のトップ神社本庁の意外な事実

最終更新日 2024年4月8日 by keitui 「神社本庁の役割って何?」 「神社本庁の歴史が知りたい」 「神社本庁の所在地は?」 日本にはいろいろな宗教がありますが、中でも日本の生活や思想、歴史や伝統と大きく関わっ […]

最終更新日 2024年4月8日 by keitui

「神社本庁の役割って何?」
「神社本庁の歴史が知りたい」
「神社本庁の所在地は?」

日本にはいろいろな宗教がありますが、中でも日本の生活や思想、歴史や伝統と大きく関わってくるのが神道、つまり神社です。
宗教という堅苦しいイメージだけではなく、地域の守り神であったり子供のころには遊ぶ場であったりと、身近な存在でしょう。
しかし人生の節目では御祝いや誓いを立てる神聖な場所でもあるので、その権威や節度は守らなくてはなりません。
そんな日本全国にある神社を取りまとめるのが神社本庁です。
現在のところ、海外にある神社は管轄していないので国内の神社が対象です。
神道の考えを広く宣教したり、祭祀の執行や神職の育成などを主に行っています。

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神社本庁の歴史

場所は東京都渋谷区代々木にあり、創立は昭和21年で昭和に入ってからなので意外と近代的な組織です。
それ以前も日本各地の神社でまとまった団体はあったのですが、太平洋戦争で敗戦して連合国軍総司令部下では、日本伝統の宗教として国から切り離されて圧力もかけられたのです。
一時は活動ができなかったのですが、昭和27年のサンフランシスコ講和条約が基点となり変わります。
条約以降は神社の活動も神社に人が集まることも、以前のように状況が回復して日本らしい伝統や考え方が戻ってきました。
そのため、神社本庁も神社を存続させるという視点から、神道を正しく広めようとする方向に変わって、今に至ります。
教えを広めることはもちろん大切な任務ですが、他にも重要な役割として神職の育成も挙げられます。
神の教えを説き、神の代わりに祭祀を執り行うので、知識だけではなく人間性も重要な要素です。
そのため一定の水準が求められ、神職を名乗るためには神社本庁の認める資格をクリアしなくてはなりません。
民間団体の資格もあるのですが、基本は本庁の資格で神職になることです。
この資格を取得するには講習を受けて試験をクリアするか、認定された大学で単位を取るかが取得方法です。
この資格があってこそ、神職として認められて、さまざまな活動が可能になります。
ですから、今では神社に仕えるためには、必須の条件といっても過言ではありません。

ほとんどの神社が神社本庁に加盟している

日本に根差している神社ですから、国の成り立ちや伝統と切っても切れない存在です。
それだけの威厳があるので、ほとんどの神社が神社本庁に加盟しています。
日本には約8万もの神社が存在します。
このうち加盟しているのが7万9千程度ですから、ほぼ所属している日本の神社の総本山です。
宗教法人として認められているので、営利ではなく公共的な役割も果たすことが求められています。
とはいっても、実は所属していない神社もあります。
しかも有名な大きな神社も所属していませんから、知ると意外性に驚くかもしれません。
たとえば香川県琴平町にある金毘羅神社や東京都の靖国神社、また栃木県の日光東照宮などは加盟していません。
これらの神社は独自に単独で宗教法人を立ち上げており、本庁からの直接の影響を受けない神社も出てきました。
ただ加盟していないとしても、教えや神社での活動などは他と変わらず、参拝者からすると何も関係はありません。
ですから、加盟の有無は特に気にすることなく参拝して問題はないので安心して下さい。

神社本庁のトップは総代と呼ばれる

神社本庁のトップは総代と呼ばれ、全国の神社を取り仕切る立場ですから責任も裁量も大変大きいポジションです。
そのため、別の見方をすると権力が総代に集約しすぎて、時には疑惑を生んだり権力闘争に結びつくこともありました。
大きな資産があるのも事実で、そのため透明性が重要視されるのは神社であっても例外ではありません。
本来の設立目的とは違うことで目立ってしまい、嬉しくないことでニュースになってしまった過去にはありました。
さらに加盟する神社を細かく見ていくと、別表神社という位置付けもあります。
別表神社とは由緒や伝統、規模で別格とする神社のことで、全国で約300社ほどあります。
地域の小規模な神社と、初詣に何万人も来るような神社が対等な格付ではおかしいと、別表神社として扱われるようになりました。
いわばワンランク上の神社というイメージですが、決して別表神社の神様が強いということではありません。
どんな神社が該当するかと言えば、東京都なら明治神宮や東京大神宮、湯島天神などが代表です。
他の地域でも富士山信仰の浅間神社、愛知県の熱田神社や京都の平安神宮や八坂神社、さらに出雲大社なども該当します。
このように同じ加盟神社の中でも格付けが異なるなど、組織として複雑な面もあるのは確かです。

まとめ

神社本庁は東京都に1つですが、その下には各都道府県に1つの地方機関として、神社庁を設置しており、その土地の1つの神社が代表するのではなく、事務局のような位置づけで取りまとめ役を担っているのです。
その土地の氏神などがわからない場合や、様々なシーンでお祓いやお祭をしたいときにどの神社がよいのかがわからないときに相談にのってくれます。
これも大切な役割の1つとして対応していますので、わからないことがあれば神社庁に聞くのが確実です。